虫の声と音楽と
- irukahoikuen21

- 10月21日
- 読了時間: 4分
先週木曜日は、子ども達のワックワクなお楽しみ──定期的に開催されている『リトミック教室』の日でした!
今回のリトミック教室も子ども達のいきいきとした様子がたくさん見られましたので、ぜひこちらをご紹介させていただければと思います✨
この日のリトミック教室には今回から初参加の小さなお友達もおり、どんな事がはじまるのかな?とそわそわ。
やがて『はじまるよ』のお歌を手拍子するお友達も見つつ、笑顔をカメラへ向けてくれました😊

リトミック教室が始まる合図のお歌と手拍子が終わった後は、リトミックにおいて毎回必ず行われる「音を聴き、その音を自分の体でどう表現するのかを自ら考える」プログラムが始まります。
どの写真も子ども達がとっても可愛らしく躍動感があり、どれをご紹介するか悩みましたが……今回のこのプログラムでは、下記の2枚を選びました!

同じ音楽を用いて行われても、回を重ねてゆくうちに表現が変わってくるお子さんもいらっしゃる、とても大切かつ変化を見るのが楽しいこちらのプログラム。
ピアノの高い音階の部分で細やかに素早いポロポロポロン、という音が奏でられた瞬間、お星さまの輝く「キラキラ」を頭の上まで腕を伸ばした手で表現しているのがこちらの一枚です🌟
お友達の動きやリトミック教室の先生の弾くピアノの音が新鮮なのか、今回初参加の小さなお友達もお星さまの輝きに負けない笑顔を見せてくれています🌈

この後は季節に合わせ、秋らしく『大きな栗の木の下で』をみんなで歌いながら手を繋ぎ、保育士さんやリトミックの先生と一緒にその場をぐるぐると円を描くかのように歩きました👟✨
この後は「中くらいの栗の木の下で」とサイズを変え、両手のひらを使って木を表現し声も各々が思う中くらいの声・「小さな栗の木の下で」では人差し指で小さな木を表し、声もひそひそ話のボリュームで歌います🌰
このひそひそ話の声で行われるお歌の様子が本当に可愛らしいので、ぜひお家でもやってみてください😊
そして秋といえば、鈴虫を始めコオロギやマツムシなど多くの美しい音色を響かせる虫が現れる季節でもあります🐞🎵

それぞれが担当する虫さんを決め、その虫の鳴き声に近い楽器を手にしました🎻
チャフチャス(木の実を紐で繋げた楽器)に似た楽器やチャイム、ウッドブロック、子ども用のハンドベルなどを小さな手に持ち、虫さんになりきって楽しく演奏している様子でした🎵
ちなみに秋の音楽系虫さんとして知られるキリギリスですが、実は夏から鳴き始める全力投球な一生を歩む虫であり、決して怠け者という訳ではないのです。
イソップ童話では歌って遊んでばかりで食料を蓄えず、アリにすがっても結局追い出され死んでしまう……という悲しい最期を遂げますが、キリギリスは一部を除いてもともと冬を越すことができない種類の虫さんです。
もしキリギリスを見つけたら、彼らにとっての冬前最後、魂のライブに耳を傾けてみてはいかがでしょうか。
最後にご紹介するプログラムは、「音数に合わせて楽器を奏でる」というもの。
例えば「うさぎは?」と聞かれたら、音は三文字なので3回楽器を鳴らします。
簡単に見えますが実は子ども達にとって難しく、大人から見ても数字の概念やリズムの概念が絡んでくる背景がうかがえるプログラムです。

ですが……こちら!
うさぎは何回?と聞かれた子ども達が、以前は指で示すことが難しかった子も含め『3』を指で示しリトミックの先生に見せることができていました!😮
このように何回、という意味をしっかり理解しながら「うーさーぎ!」とリズムに合わせてタンバリンを叩いている様子が見られ、感無量でございました…!
今回のリトミックでも、回を追うごとに成長する子ども達の姿がたくさん視界に飛び込んでくる、そんな大人サイドにとっても新鮮な時間でした✨
次回もどうぞお楽しみに🌞





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